私は毎年行っています。
そのきっかけとなったお話しをしていきたいと思います。
あくまで一個人が体験した内容であり、10年近く前のエピソードです。私は医師ではありません。検査や治療の流れなどは病院によっても違うと思いますので、参考程度に見ていただけたらと思います。
そして、1人でも多くの女性が婦人科検診へ足を運ぶきっかけになってくれることを祈っています。
婦人科のクリニックに行くまで
20代の頃、男性には絶対負けないぞ!という負けず嫌い根性で正社員としてバリバリ働いていました。
しかし、無理はいつか祟ります。
20代後半になったある日、不正出血をしていました。10代の頃は生理不順でしたが、20代に入ってからは割と定期的に生理がきていたので、何となく違和感を感じていました。
それが2~3ヶ月不正出血のある日が続き、生理痛も市販の痛み止めでは効かず、夜中に痛みで目が覚めてのたうち回る程の痛みになっていました。
さすがに自分の体の中で何かが起きていて病気かもしれないと焦るようになりました。
今まで一度も婦人科に行ったことがないし、怖いイメージが勝手にあったので、ハードルが高く先延ばしにしていました。
当時、今の旦那さんと付き合っており、結婚も意識しはじめていたので、将来のことを考えると赤ちゃんも産みたいし、早めに病院に行かなければなと思い始めました。
初めての婦人科受診
母にも手伝ってもらい、女医さんのいる婦人科を見つけ、受診しました。
診断の結果は、子宮内膜症、子宮腺筋症でした。結構ひどいほうだったようで、痛みに対してはボルタレン座薬(手術後の痛み止めとしても使われているような薬)を使うように勧められました。
不正出血もあったので、念のために子宮頸がんの検査もすることになり、低容量ピルでの治療は検査の結果後に検討することになりました。
検査結果
一週間程して検査の結果を聞くために、婦人科へ電話をしました。
すると『細胞診(子宮頸部の粘膜をこすり取って検査に出す方法)の結果、軽度異形成です。再検査の必要があるので、再度受診して下さい。』とのことでした。
きっと何もないだろうと過信していたので、頭が真っ白になりました。その後はネットで検索魔になりました、癌ではなく、細胞に軽い異常がある程度だということが分かり少し落ち着きました。
数日後、再受診して今度はコルポスコピー検査と組織診(子宮頸部の組織を一部取って検査に出す方法)をしました。
先生から検査中に、少し焦ったような声で来週にまた再受診できるか聞かれ、さすがに何かただごとじゃないことが起きているのを察しました。
翌週、受診予定の数日前に婦人科の先生から電話があり、検査センターから診断が難しく結果を送付するのが遅れるとの連絡があったので、受診日を結果が帰って来てからにしてほしいと言われました。
これにはかなり焦りました。大きい病院に紹介状を書かれることを覚悟しなければと思いました。
再検査
受診の日、先生より、『こんなケースは初めてで、今回の結果は明らかな癌所見ではないけれど、その周辺組織が癌化している可能性がゼロではないということ、そして扁平上皮癌ではなく、腺癌のリスクがあること』などの説明を受け、近くのがんセンターに紹介状を書いてもらいました。
腺癌は扁平上皮癌より転移しやすいイメージを持っていたため、がんセンター受診までは不安だらけでした。
がんセンター受診
数日して、予約を入れていたがんセンターを受診しました。
すごく怖かったので母に付き添ってもらいました。
受診の結果は、子宮頸部がん腺癌の前癌状態で、腺過形成という段階にいるとのことでした。
癌に進行しているわけではないので、様子観察で3ヶ月に1回の検査をしていきましょうとのことでした。
がんセンターに行くまでは、手術になったらどうしようとか、来年の今頃は生きてるのかなとか、結婚はできないんじゃないかとか色々なことが頭の中をグルグルと駆け巡り、こっそり毎日泣いていました。
受診後はさすがにホッとして、絶対に進行させないために、できることを徹底してしようと心に決めて帰りました。
この出来事を機に私が意識して始めたこと
子宮頸がんはウイルス感染がきっかけとなるため、免疫力を上げることが大切なのではないかと考えました。(私一個人の考えです)
そのためにすぐ始めたこと
・しっかり休養を取ること
・残業をなるべくしなくて済むように計画的に動くこと
・当時仕事が大変だったので、夜ご飯だけでも栄養を考えて自炊して食べること
結婚後パート主婦になって始めたこと
・栄養学の勉強をする(食生活アドバイザーの資格取得)
・夫婦の食事管理
この出来事は体が丈夫だと思っていた自分の人生の中でとても衝撃的でした。
そして自分の体も、周りの大切な人たちの体も大事にしなければと思いました。
まとめ
今回伝えたいことは、子宮頸がんに限らず、体に不調があるときはなるべく早く病院や検診に行くことで早期発見、早期治療に繋げて欲しいということです。問題ない場合でも体の不調は自分の体から出ている警告だと思うし、無理をしないように体を労ってあげるタイミングだと思います。とにかく手遅れにならないことが大切だと思います。
それは自分の体だけでなく、周りの大切な人のことも同じだと思っています。
今では家族の体調管理もかなり意識して過ごしています。
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